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上野駅
ちょっとさびしいことではないだろうか
かつて 北の玄関 といわれた上野駅が
たんなる通過駅になってしまったということは
北国の人々の訛りがそこここで聞かれたあの趣のある停車場は
もはや普通の乗客たちが行き交うありふれたターミナル駅だ
東北・上越新幹線の東京駅乗り入れ
上野東京ラインの開通…
場所もたたずまいも全く変わらないのに
時代の流れに抗しきれず
北の玄関の地位を東京駅に譲ってしまった上野駅
今や北方の乗客たちが上京して最初に降り立つ駅は
東京駅
赤煉瓦の駅舎で名高い首都の表玄関なのだ
うっすらと雪化粧した夜行列車が
薄暗い構内に入ってくる情感あふれるイメージも
やがて消え去ってしまうのだろう
ひとつの役目を終えた上野駅に
たったひとこと
こんなふうに言いたくなった
ながいあいだ おつかれさまでした
2018年11月22日
時の流れ
秋らしく色づき始めたツタが
新幹線高架下の白壁を覆っていた
自然が創作したカラフルなアートは
いたく見ごたえがあった
ところで 昔 あそこ上中里には
新幹線は走っていなかった
やがて真新しい高架が敷設されたが
ツタは這っていなかった
それが いつのまにか あんなふうに
時の流れを感じずにはいられない
夕方 とあるスーパーで商品をかごに入れ レジに行った
ポイントカードは いわゆるセルフだという
ただかざすだけ
そして セルフ精算レジとやら
初めて使った
ちょっととまどいながら
いつかレジには人がいなくなるのだろうか
つくづく時の流れを感じずにはいられない
2018年11月6日