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2018年7月28日 (土)

幻のレストラン

幻のレストラン

 

エマヌエル・バッハの曲にのせて作った小品

 

冬の真昼

 

曇った出窓のガラスが

外の寒気を暗示する

 

アンティーク調の

瀟洒なインテリア

 

天井から吊り下がったランプは

淡い五彩を放ち

 

薄暗い店内に

神秘な光を投げかける

 

オーダーした料理は

忘却の彼方に葬り去られ

 

あの昼時の喧騒が

かすかに聞こえ来るのみ

 

それから程なくして

レストランは消滅した

 

まれにみる美観を誇った

ロマネスクな邸宅風の料理店

 

わが胸に残る

ほのかな冬の日のメモリー

 

 

2018年7月28日

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