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2017年1月28日 (土)

星と商店街

星と商店街

 

 

駅への道すがら ほの明るい商店街を通る

 

ふと見上げると

漆黒の冬空に 星がひとつ きらきらとまたたいている

 

あの光は はるか遠い昔に 星が発したもの

 

この地上と かの星との間(あわい)

それは とてつもなく長い時間 光年 の世界なのだ

 

しばし 無限なる宇宙に 思いを馳せる

 

それに引き換え

この世の営みの 何と目まぐるしいことか

 

そういえば

以前このあたりにあった喫茶店が 姿を消している

 

店内には ルノワールの描いた可憐な少女像が飾ってあった

 

あと百年も経てば

この商店街も 相当に様変わりしていることだろう

 

もはや これらの人々も世を去り…

もちろんこの私も…

 

そんなことを思っているうちに

いつしか 駅の雑踏の中に 紛れ込んでしまっていた

 

 

2017年1月28日

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