« ミルクスープのマドンナ (ダヴィッド) | トップページ | シャボン玉を吹く少女 (ミニャール) »

2013年9月 1日 (日)

新しいローマ (シチェドリン)

Photo_2

シリヴェストル・シチェドリン(ロシア 1791~1830)は父親が彫刻家、叔父が風景画家という家系に生まれ、ペテルブルグのアカデミーを優秀な成績で終えた後イタリアに留学しましたが、そのままその地に留まり、故国の土を踏むことなく夭折しました。

『新しいローマ』(1825年 油彩・カンヴァス 64×90㎝ モスクワ、トレチャコフ美術館)はテベレ河畔を描いた彼の代表作の一つで、画面右側にサンタンジェロ城が、中央にサン・ピエトロ寺院とヴァチカン宮が、そして左側にはスラム街が見えます。

それまでローマの風景画といえば荘厳で華麗な建築物を主とした都市景観がほとんどでしたが、シチェドリンは本作品のように庶民の生活にも目を向け、親愛の情をもってそれらの風物を描きました。

« ミルクスープのマドンナ (ダヴィッド) | トップページ | シャボン玉を吹く少女 (ミニャール) »

ロシア絵画(作品別)」カテゴリの記事

コメント

旅行したときの観光スポットでした。
今は川は観光船くらいしか利用してませんが、昔は泳いでいたそうです。
こんなだったのですね。

> Ray さん

昔は泳げるほど水がきれいだったのですね。
当時の方が今より風情があったかもしれません。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 新しいローマ (シチェドリン):

« ミルクスープのマドンナ (ダヴィッド) | トップページ | シャボン玉を吹く少女 (ミニャール) »