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2013年6月12日 (水)

アリョーヌシカ (ワスネツォフ)

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ヴィクトル・ワスネツォフ(ロシア 1848~1926)は主として母国ロシアの昔話や英雄叙事詩に取材した絵画作品を発表しましたが、彼の代表作の一つでもあるこの『アリョーヌシカ』(1881年 油彩・カンヴァス 173×121㎝ モスクワ、トレチャコフ美術館)も、ある昔話をベースとしています。

昔話では孤児のアリョーヌシカは溺死するのですが、ワスネツォフは原作をそのまま描かずに、逆境にもめげず健気に生きるアリョーヌシカが秋の森の湖で嘆き悲しむ姿を描くことによって、このヒロインへの愛情を示しました。

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コメント

大きくして絵をみると、本当に苦しそうな しかしこんな人々が
たくさん居ただろう当時のロシアの様子が解ります。

> kawasemi さん

なにかしら哀愁を感じさせる、いかにもロシア的なムードが漂ってますね。
いじらしいけれど、どこかポジティヴな印象のアリョーヌシカです。

こういう描き方の絵は好きなのですが、暗いなぁと思ったら、悲劇だったのですね。
しかし、これでポジティブですか・・・ロシアは深い、私はまだまだ浅い見方しかできてませんね。

> Ray さん

溺死せずに健気に生きて行くということからポジティブに見えたのですが、
彼女のような逆境に置かれた人々は当時のロシアには相当数いたと思います。

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