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2013年3月 4日 (月)

キリストの洗礼 (ダヴィッド)

Photo

オランダに生まれ、主としてブリュージュで活動したヘラルド・ダヴィッド(ヘラルト・ダフィット)(オランダ 1460頃~1523)は巨匠メムリンクの影響を強く受け、主に聖書に取材した穏健で堅実な作品を制作しました。

『キリストの洗礼』(1502年頃 油彩・板 中央パネル132×97㎝ ブリュージュ、グルーニンゲ美術館)はブリュージュのさる収入役(彼とその家族が守護聖人と共に両翼のパネルに描かれています)のために制作されたもので、父なる神とハトで表された精霊とキリストを結ぶ線を中心とした端正な構図を示し、ダヴィッド一流の精細な風景、人物描写の見られる秀作となっています。

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フランドル絵画」カテゴリの記事

コメント

宗教絵画には、製作を依頼したパトロンの
姿を聴衆のなかに紛れ込ませたり、磔刑になった
キリストを十字架から降ろしたり、と重要な役割を
担わせる手法が良く使われますね^^
キリストと同じ次元に存在したいという願望が叶えら
れ、しかも自分の信仰心を表し、後世にも伝えられる…
絵画ならではの良さだなぁと、絵というものの
素晴らしさを再確認します

ダヴィッドと聞いて、フランスの新古典派のあの人かと思ってましたが、
違うんですね(笑)
こんな風に中世の香りのする固い画法が私は好きです

> 一葉さん

この時期の三連祭壇画ではサイドパネルに
寄進者の家族の肖像を描き込んでいるものが多いですよね。
つくづく裕福なパトロンあっての名画なのだと思ってしまいますが、
500年以上経っても輝きを失わない、絵というものの価値を再認識しました。

> 猫スキーさん

あのダヴィッドはあまりにも有名ですものねw
こちらのダヴィッドの作品もあと数点載せる予定ですので、
また見てやってください。

↑のみなさん同様、私も勘違い。
当時の人は人物に重きを置いていたと思いますが、都会のビルだらけの風景に住んでいると、この絵の空の青さと緑の深さに、神々しさを感じます。

> Ray さん

ルネサンス絵画、とりわけフランドル絵画の特徴の一つとして、
宗教画の後景に描かれている風景の秀逸さがよく挙げられますが、
確かに心なごむようなものが多いですね^^

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