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2013年1月 6日 (日)

雪とり遊び (スリコフ)

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ヴァシリー・スリコフ(ロシア 1848~1916)はシベリアのコサックの家に生まれ、「移動派」に属して主として歴史画の分野で活躍した画家です。

『雪とり遊び』(1891年 油彩・カンヴァス 156×282㎝ サンクト・ペテルブルク、ロシア美術館)は、17世紀に始まったシベリア・コサックの冬の遊びをテーマとした作品です。

雪の砦を崩そうとしている騎馬の競技者と、歓声をあげながらそれを見守る見物人たちの様子が、ロシアの白一色の冬景色の中にさも楽しげに描かれていて、画家の郷土愛のようなものが感じられます。

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ロシア絵画(作品別)」カテゴリの記事

コメント

帝政ロシア時代の絵なんですね。あまり見たことがありません。
移動派って、なんなのですか? 教えてください(^^;)

ここに描かれている人たちの服装を見ると、いろんな身分の人がいるようですね。
帝政ロシアの、それも真冬って、色んな意味ですごく暗い印象を持っていたのですが、
そうとは限らないんですねー。よく考えてみれば当たり前の事なんですが(笑)

> 猫スキーさん

19世紀の70年代から90年代にかけて
芸術と民衆の結合を目指して計48回の展覧会を開いた
進歩的画家の集団「移動美術展協会」の略称が「移動派」で、
色濃いロシア的情調をもったリアリズムがその特徴です。
抑圧されていた帝政時代でも、ロシアの民衆はそれなりに人生を
エンジョイしていたことがわかるような絵ですね^^

音楽のロシア5人組を彷彿とさせます。大きくして絵を拝見させて
頂きますと表情が豊かでよいですね。 コザックは、ロシアでは
ロシアでは特別の誇りと苦難をもった「集団」だったと 思います。
ロシアの根底の文化を支えたかも知れませんね。

> kawasemi さん

まさに音楽における「五人組」が美術の「移動派」に
対応していると思います。
強いロシア色があるという点で共通してますね。
その中でもスリコフの作品群は特にロシア色が濃いですね。
強いて「五人組」でいうならムソルグスキーあたりでしょうか。

楽しそうで好きです。とても明るくて冬のどんより感がありませんね。

> Ray さん

ほんとに「楽しそう」という言葉がぴったりの絵ですね。
皆さん、競技に夢中で寒さを忘れているかのようです。

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