« 芝めぐり | トップページ | 皇居のライトアップ »

2012年12月26日 (水)

大運河への入り口 (ベロット)

Photo_2
ベルナルド・ベロット(イタリア 1721~80)は有名な風景画家カナレットの甥であり、また弟子でもありました。

彼の描いた都市景観はきわめて正確な透視図法によるもので、文化史的、資料的価値も高く、第二次世界大戦で壊滅したワルシャワ(彼はこの地で没しています)を再建する際には、ベロットの作品も参考にされたと言われています。

『大運河への入り口』(1741年頃 油彩・カンヴァス 59×95㎝ イギリス、ケンブリッジ大学フィッツウィリアム美術館)は、師カナレット譲りの詳細な日常生活描写が認められますが、どこかベロット特有の情緒が感じられ、見ごたえのあるヴェネツィア風景に仕上がっています。

« 芝めぐり | トップページ | 皇居のライトアップ »

イタリア絵画」カテゴリの記事

コメント

なにか映画の風景を見るような感じです。リアルで動きもあって
ワルシャワの再建のときこういうものを参考にすると言うヨーロッパの
気概が 人間の力になるのでしょうね。 日本の一番学ぶところに
思えてしかたありません。

> kawasemi さん

「映画の風景」というのは思いつかなかったのですが、
言われてみると確かにそんな雰囲気がありますね。
復元について言えば、ヨーロッパの古都に住む人々が、
いかに自分たちの町に愛着と誇りを持っているかの証しだと思います。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 大運河への入り口 (ベロット):

« 芝めぐり | トップページ | 皇居のライトアップ »