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2012年10月 5日 (金)

フランクフルトのホルツハウゼン公園 (トーマ)

Photo_8

ハンス・トーマ(ドイツ、1839~1924)は、基本的にはリアリズムの画家でしたが、その作品群には前世代のロマン派の影響も少なからず感じられます。

この『フランクフルトのホルツハウゼン公園』(1883年 油彩 51×72㎝ フランクフルト、シュテーデル美術館)は、トーマがフランクフルトに在住していた頃に描かれた、同じテーマの作品群の第4バージョンです。

開け放たれた窓の外には春たけなわの公園が望まれ、窓敷居にはワスレナグサの花束の入った花瓶と聖書が置かれています。

どこかドイツ・ロマン派の絵画を感じさせるようなのどかで平和な風景画ですが、画家自身も後にこの作品を回顧して、「生きている喜びの証」、「いかなる言葉よりも、美しく平和な生について語ってくれる絵」であると述べているほどです。

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コメント

アートというのは生きている喜びなのかもしれませんね。

またひとつ 勉強になりました。

> あたんさん

アートのよさは、気軽に短時間で鑑賞できるところにあると思います。
気に入った作品はいろいろな解説を参考にしながら
自分なりに解釈して、より理解を深める、
これぞまさに「生きている喜び」のひとつかもしれません。

前に置かれている 本が 人間のことばや人そのものを表して居る
ように思います。人間を描かないで本を 置いたところは 面白いです。
ドイツ的な 自然観の感じがします。そういえば
ドイツのロマン派の絵は、有名な方以外あまり私は知らないです。
この絵も始めてです。 ヘルマン・ヘッセが浮かびます。

> kawasemi さん

ハンス・トーマとヘルマン・ヘッセの作品は
おおいに通じるところがありますね。
二人とも少年時代の思い出を大切にしています。
ヘッセの作品が読みたくなってきました^^
トーマの描いたモティーフは広範囲にわたっていますが、
とりわけ風景画が高く評価されています。

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