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2012年10月22日 (月)

ミズーリ川を下る毛皮商人たち (ビンガム)

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ジョージ・ケイレブ・ビンガム(アメリカ 1811~79)の『ミズーリ川を下る毛皮商人たち』(1845年 油彩・カンヴァス 74×93㎝ ニューヨーク、メトロポリタン美術館)は、19世紀のアメリカ風俗画を代表する名作と見なされています。

アメリカ北西部を流れるミズーリ川での1シーンを描いたこの絵からは、当時の開拓者たちが体験していた危険で野蛮な雰囲気は感じられません。

ほの柔らかい光の効果の中で、ややロマン的に描かれた毛皮商人の親子とペットの猫、そしてミズーリ川の穏やかな流れの中に、作者ビンガムのアメリカの大自然に対する敬虔な畏怖と親愛のようなものが感じられます。

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アメリカ絵画」カテゴリの記事

コメント

私の知らない絵画をいつもご紹介していただいて嬉しいです。
アメリカの絵画はポップ調になったものが よく紹介していましたが
いろいろこの時代は、あったでしょうね。
柔らかいです。犬ほどの大きさの 猫がよく効いています。
かわいがっていたのでしょうね。 地味な美しさと自然を感じます。

いい絵ですね~。
きょうもこの絵で安らかに眠れます。
メトロポリタン美術館展が東京都美術館で公開中なので、近いうちに見に行きたいと思ってます。
この絵は来てるかなぁ。

> kawasemi さん

この時代のアメリカ絵画は、ヨーロッパのロマン派や写実派の
影響を受けたものが多いようです。
実は左の猫らしき動物を狐だと見る人もいるみたいで、
私も少し迷ったのですが、どちらかというと猫のようだったので、
解説にも一応猫と書いておいた次第です。

> Ray さん

「きょうもこの絵で安らかに眠れます。」・・・
なんという嬉しいお言葉!
たしかにどちらかと言うと「癒し系」の絵かもしれませんね。
また、「ハックルベリー・フィンの冒険」のような、
いかにもアメリカ的な雰囲気も感じられます。

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