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2012年10月17日 (水)

接吻 (アイエツ)

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フランチェスコ・アイエツ(イタリア 1791~1882)の描いた『接吻』(1859年 油彩・カンヴァス 112×88㎝ ミラノ、ブレラ美術館)は、イタリア・ロマン主義絵画を象徴する名高い作品です。

アイエツはロマン主義の画家として有名ですが、取り上げているテーマこそロマン的ですが、そのスタイルはむしろフランスのアングル等の新古典主義的なものに近くなっています。

あたかも物語の一場面のごとく、禁断の場所で禁断のキスをする男女は、端正な構図と微妙な光の効果で描かれていますが、特に女性の絹のドレスの精緻な描写がひときわ目を惹きます。

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コメント

はじめまして。
オペラのワンシーンかなと思ったら絵だったのですね、びっくり。
昔のリアルな絵って、今の報道写真のようですよね。
旅行も絵画も好きなので、また寄らせていただきます♪

> Ray さん

コメント、ありがとうございます。
アイエツはわが国ではあまり知られていない画家かもしれませんが、
この作品だけは、外国の名画集等にもよく載っている有名な絵です。
もう150年以上も前の作品なのに、少しも色褪せない輝きを放っています。
自分の気に入っている作品しか載せませんがwお暇な時にでもお立ち寄りください。

凄い!!このリアルさ・・。
私はこの画家をしりませんでしたが イタリアならではの絵の
感じを受けました。 ドイツロマン派や 物語は ここに浮かばない^^
しかし 歌麿など凄い デッサンをさせていたようですし・・・
この、デッサンも どうしやったのだろうか・・など思いました。^^
この女性の ドレスの美しさ! 「接吻」ですが ドレスに女性その
ものを 象徴した感じがします。

> kawasemi さん

やはりこの絵の命はドレスかもしれませんね。
きめ細かい質感が素晴らしいです。
そしておっしゃるようにイタリアならではの
高貴さのようなものも感じられます。
それにしても、まず女性のドレスに目が行ってしまう作品ですね。

「接吻」といえばまずクリムトが思い浮かびますが、
こちらは、禁断の恋の刹那の情熱を切り取ったかのような作品ですね。
階段に片足をかけた男性の姿からも、それが感じられるようです。
それにしても、写実的な作品ですね。
確かに、ドレスの質感が手に取るように伝わってきます。

> hanano さん

幻想と夢幻に包まれた、装飾性の強いクリムトの「接吻」に比べると、
アイエツの「接吻」は、その強い写実性ゆえに臨場感に満ちています。
hanano さんのご指摘で、異なるアーティストによる同じタイトルの作品を
比較して観賞する楽しみが加わりました^^

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