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2012年9月13日 (木)

レモン、オレンジ、バラのある静物 (スルバラン)

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フランシスコ・デ・スルバラン(スペイン、1598~1664)は、当時スペイン南部の芸術の中心地であったセビリアで活躍した、いわゆる「セビリア派」の代表的画家でした。

「セビリア派」はイタリアのカラヴァッジョの自然主義やスペインのリベラ等の強い影響下に、黒灰調をベースとする明暗の強い対比を特徴としていますが、この『レモン、オレンジ、バラのある静物』(1633年 油彩 キャンヴァス 62×110㎝ アメリカ、カリフォルニア州 ノートンサイモン美術館)にもその傾向が見て取れます。

完全なる静寂に包まれて整然と並んだ果物や花、枝編みのカゴや水の入ったカップ、そして金属製の皿等には、単なる静物画とは呼べないような、「自然を神とする」と言ったこの画家の神聖で謙虚な精神が反映されているようです。

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コメント

この3つの静物画の バランスは 率直というか大胆な感じ
受けました。 うちの方は バレンシアオレンジの産地です。
今回に限り 絵よりも先に オレンジの花に目が生きました。

見ていて 飽きないとおもいます。リアルで 柔らかいシュールさ
感じます。

> kawasemi さん

「リアルで 柔らかいシュールさ」という形容は的確だと思います。
リアルさは感じていましたが、シュールさには思いが至りませんでした。
約400年も前のスペインで、こんなに写実的でシュールっぽい
作品が生み出されていたとは驚きですね^^

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